どうも、おひさしぶりです。今さらなネタではありますが、ドキドキ!プリキュアの第30話で「三種の神器」が出てきました。ここでは「鏡、槍、冠」で、そのうちの一つである鏡をゲットせよ!というお話でした。1万年前のプリキュア、キュアエンプレスゆかりの鏡ということでした。
ドキドキ!プリキュアといえば、元ネタを知っているとより楽しめる!というわけで、今回は三種の神器のお話をしてみようと思います。
三種の神器といえば、「テレビ、洗濯機、冷蔵庫」…いや、それは昭和30年代に元ネタから拝借したものですね。まだ、私も生まれてないし。元ネタは、歴代天皇が継承してきたとされる「鏡、勾玉、剣」です。古事記にも書かれていて、それによると神代の時代からいわれのある宝物ということになっています。
古事記では、鏡と勾玉は天の石屋戸のお話で、石屋戸にお隠れになった天照大御神(あまてらすおおみかみ)に外に出てきてもらおうとお祭りをした際に登場します。剣は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)が八俣遠呂智(やまたのおろち)を退治した際に尾の中から出てきて、天照大御神に献上したとされます。
後に、天照大御神の孫にあたる邇邇芸命(ににぎのみこと)が地上に降臨される際に、天照大御神から三種の神器を授けられたと言われています。特に、鏡は「私の御魂として、私を拝むように祀りなさい」と言われたとされ、重要視されています。
そして、邇邇芸命のひ孫が初代天皇の神武天皇(じんむてんのう)で、三種の神器も代々継承されているという。実際に、現在の天皇陛下が即位される際も、三種の神器が入っているとされる箱が渡される場面がテレビ中継されました。
で、ドキドキ!プリキュアに戻りますが、第30話での鏡の描かれ方が、まるでキュアエンプレスの魂が宿っているようだったのにお気づきでしょうか?「鏡は天照大御神の御魂」→「キュアエンプレスの魂が宿る鏡」ということで、しっかり元ネタを反映していたわけですね。そのキュアエンプレスの魂、プリキュア魂をマナたちが受けついだ、というお話だったわけです。
それにしても、次の第31話であっさり鏡がわれて、新アイテムになったのには驚きました。なんて大胆不敵な!でも、そのほうがプリキュアらしい。魂を受けついでいれば、形はたいした問題ではないのさ(笑)
ちなみに、エンプレス(Empress)の意味は、「女帝」または「皇后」だそうです。ということは、アン王女よりも格上!そりゃあ、元ネタがわが国を代表する神様ですから、エンプレスでもたりないくらいですが(汗)