昨日の私をこえていく

「昨日の私より、1時間前、1分前、1秒前、そんな私より、もっといい自分になりたい!」 by キュアドリーム

小惑星(違)

 ハピネスチャージプリキュア!が始まって早くも第3話、順調なスタートではないでしょうか。番組が始まってからも「昭和クセ~」という印象はかわらないですが、むしろ「昭和クセ~」をほめ言葉として送りたいと思います。

 第1話こそ昭和風の絵のハートキャッチプリキュア!という感じでしたが、第2話以降はそこまでハートキャッチ色は濃くなかったですね。さっそく、第2話では探偵姿になったり、第3話ではローラースケートを履いたり、チェリーフラメンコにフォームチェンジしたり、いろんな姿に変身していました。衣装に合わせて能力もアップするというオマケつき。昔の魔法少女アニメみたいで、時代を30年はさかのぼっていますな。

昭和クセ~(ほめ言葉)

 プリキュアでこれをやるのは、むしろ新鮮なんじゃないでしょうか。昔を知らないお子さんたちの反応が気になりますが、おっさんはニヤニヤしながら見ております。背中がむずがゆくなってくるというか。まあ、楽しんでおります。

 ここまで書いて、初期のころのセーラームーンでも、うさぎちゃんが変装ペンを使って変装していたのを思い出しました。やはり、この手の要素は女の子向けアニメでは王道ですね。

 物語面で気になるところをあげると、第1話でキュアフォーチュンがひめに対して「あんたのせいでこうなった」みたいなことを言っていたような。んでもって、第2話のブルー様のお話で、アクシアという箱が開けられて封印されていた幻影帝国の者が暴れ出したとか。そして、その話で落ち込むひめ。

 その箱を開けたのはひめなんかい?ってところでしょうか。王女であろうがヘタレであろうが、自らプリキュアとなって出動する理由はそのあたりにありそうです。ちゃんとプリキュアしてるじゃないですか。ヘタレだけど(汗)

 ひめはヘタレ版えりかという印象さえありますが、芯はしっかりしてそうです。めぐみもついていますし、これは大丈夫でしょう。今後も、ひめがカギをにぎる展開になりそうです。

 他に気になるところといえば、大森ゆうこですか。もう、「キュアハニーです!」と言っているようなもんじゃないですか。ここまでくると、もはや伏線ではない。伏線とは、事前にそれとなくほのめかす程度で、気づかない人のほうが多いくらいなものです。フレッシュプリキュア!の第1話みたいなのが伏線です。ここまでくると、伏線どころかギャグでやっているとしか思えん。

わかりやすい(笑)

 キュアフォーチュンはいつデレるかですね。そう思わせておいて、最後までツンツンというのもおもしろいかもしれませんが。まあ、デレるでしょう(汗)

 ここまでの流れを見ると、往年の魔法少女のような変身要素やわかりやすい展開など、本来のターゲットである3~5歳くらいの女の子向けに忠実に作られていますね。「おっさんはお呼びじゃないんだよ」という声が聞こえてきそうですが、ところがドスコイ!おっさんが見ても結構おもしろいです。王道は王道である理由があるというか、やはりおもしろいです。まあ、30年前もその手のアニメを見てたけどね(汗)