最近読んでいる神話の本
今回は、最近ハマり込んでいる日本の神話について書かれた本を紹介してみます。まだ全部読んだわけではないのですが、どれもわかりやすく書かれていて内容もおもしろいです。私みたいに、自国の神話くらいは知っておいたほうがいいかな~、と思われる方にちょうどいい本です。
内容は、古事記を中心に日本書紀や各風土記などもおり込んだものになっています。最初に「神話についての基礎知識」として、各書物や日本の神様についての説明があります。そのあと物語に入りますが、天地がわかれて神様が誕生するところから神武天皇の東征までのお話、ヤマトタケルのお話、神功皇后のお話が載っています。また、登場する神様が祀られている神社のお話もあります。要所に解説もあるのでわかりやすいです。
古事記の全文が書かれているので結構分厚い本ですが、思ったよりは読みやすいです。やはり、要所には解説があります。
読んでいると、意外とエロい描写もあるんです。伊耶那岐神(イザナキノカミ)と伊耶那美神(イザナミノカミ)の国生み神生みのことですが。アレのあと最初に生まれた子と島は不完全で、なぜだろうと神々に相談したら、「女から誘ったのがよくなかった!」ということで、やり直しという展開に!古事記は日本最古のエロ本かよ(笑)
まあ、昔からこの国では女性から誘ってはいかん、ということが古事記にも書かれているわけですね。
神様の時代のお話は結構おもしろいです。後半は天皇のお話や系譜になるので神話からはなれていきますが、歴史ということで読んでおくといいでしょう。全体的に読みやすいとはいえ量は多いので、その意味ではたいへんではあります。
最後は、「図解 日本神話」です。こちらは解説書となっています。
「日本神話とは何か」「高天原」といった項目ごとに図解で説明されています。また、古事記と日本書紀での描かれ方の違いも書かれています。その他、個々の神様のことや神社のことも載せられていて、合わせて読んでおくと参考になります。
…とまあ、最近ハマり込んでいる日本神話の本を紹介してみました。