昨日の私をこえていく

「昨日の私より、1時間前、1分前、1秒前、そんな私より、もっといい自分になりたい!」 by キュアドリーム

たまには社会勉強でもしようかと思って、こんな本を買ってきた

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 最近は本を買ってきて読んでいるか、ルービックキューブをやっていることが多いわけですが、社会勉強のつもりでこんな本を買ってきました。「2014年~ 世界の真実」です。今回の記事は本の紹介です。おっさんたるもの、こういう勉強もしておかないと(汗)

 今後の日本が、特に経済面でどうなっていくのか?アベノミクスは成功するのか?国際情勢、アメリカや中国との関係はどうなるのか?日本はどうしていけばいいのか?といったことの、筆者なりの見解が書かれています。多少は政治の話も入ってきます。自分のブログでは政治ネタはやらない方向なのですが、今回は本の紹介ということで。

 第一章はアベノミクスについて、戦前の高橋是清氏の経済政策を引き合いに出しながら説明されています。この高橋政策がアベノミクスのモデルだそうです。安倍首相本人に確認したとか。

 第二章は世界的にデフレが進行するという話です。なぜデフレが進むのかというと、戦争がおこらないから。デフレが進んだ世界の情勢について、アメリカを中心に書かれています。アメリカはなぜシェールガス開発に力を入れたのか?などなど。

 第三章は超大国アメリカが復活するとして、引き続きシェールガスのことやアメリカの強みについてなどが書かれています。ヨーロッパのことも少し書かれています。ヨーロッパ経済を牽引しているのはドイツだとか、ドイツがユーロを離脱することはあり得ないとか。

 そして、第四章は中国です。ここが読みたくてこの本を買ったようなものです(汗)

 中国は間違いなく崩壊するとして、中国事情がいろいろ書かれています。すでに、アメリカは中国が自動的に崩壊すると確信しているんだそうな。ミャンマーなど周辺国も、中国には将来はないとみて離れているんだとか。そうやって、自然に中国包囲網ができあがってきたという。そういえば、安倍ちゃんは周辺国をあちこち訪問されていたけど、事情をわかっていてやってたのかな?

 崩壊するというその要因は様々書かれています。日本でも耳にすることとして、格差がとんでもなく広がっていることや、不動産バブルがはじけたといった話から、あまり聞くことのない水についても。今の中国で飲むことができる水を飲んでいるのは、十三億人中で一億人もいないとか!考えてみたら、空気でさえPM2.5であの調子なのだから、水だってそうだよな(汗)

 そういうことで、大規模な暴動が心配されているわけだが、もっと心配なのは中国は一枚岩ではないということ。イメージとしては、北京の中央政府が国中を隅から隅まで掌握しているように思われそうだが、実際はそうではないという。特に、人民解放軍をまったく統制できていないとか。改革開放路線の中央政府人民解放軍はそりが合わないらしい。んでもって、北のかの国をコントロールしているのは人民解放軍だという。つまり、北のミサイルや核兵器が向いているのはアメリカだけではなく、実は…(略)

 そうなると、暴動よりも反乱のほうがコワイナ~(泣)

 第五章は日本の活路ということで、これまでのことを踏まえて、どのような分野に力を入れていくべきか、ということが書かれています。それは重工業や素材・部品といった分野の日本の技術であるという。日本はこの分野では非常に強く、アメリカさえも日本の技術を必要としているという。

 テレビなどの弱電はだめね。液晶テレビにかたよっていたシャープが大コケして、お父さん寸前まで行ったのは記憶に新しい。同時期にテレビなどの比重が高いソニーパナソニックも業績は苦戦していたが、重電などの社会インフラ事業を持つ日立や東芝はそれほどの落ち込みではなかった。この事実からも弱電がだめなのは、はっきりしている。

 液晶テレビは、日本から部品を調達してきて組み立てれば、それほどの技術力がなくても作れるんだそうだ。そりゃあ、賃金の安い国には価格競争でかなわないわけで。でも、その部品を作れる国となるとかなり限られてくる。プラモデルは作れても…ってことだな。

 他にも、鉄鋼やら何やら、重工業では日本はかなり強いらしい。明治以来の長年にわたる技術の蓄積、膨大な設備投資、そして日本人のけっして手を抜かない技術者魂、こういったものに支えられてきた日本の技術は、そう簡単にはまねできないという。こういった日本が強い分野に力を入れていくべき、ということですね。

 …とまあ、そういうことが書かれている本です。あくまで筆者の見解なので、いろいろな見方はあるでしょうが。社会勉強ということで読んでおくと参考になります。