昨日の私をこえていく

「昨日の私より、1時間前、1分前、1秒前、そんな私より、もっといい自分になりたい!」 by キュアドリーム

ゼンマイ巻き巻き♪ゼンマイ巻き巻き♪引いて引いてトントントン♪(違)

 うっかりしてると、5月も終わりそうだ。というわけで、懐中時計の記事の続きです(汗)

 手巻き式懐中時計ということで、ゼンマイを巻かないと動かないので、毎日ゼンマイ巻き巻きしております。リューズを時計方向に回すと、ゼンマイが巻かれます。これを忘れると時計が止まってしまいます。しかし、今までゼンマイを巻き忘れたことはありません。というのも、この時計には「パワーリザーブインジケーター」といって、ゼンマイの巻き残量を表示する機能があるからです。

 9時方向にある「0~40」まで書いてあるメーター。これがパワーリザーブインジケーターです。これがあるので、巻き忘れたということはありません。
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 リューズを回すとこの針も動いて、「40」のところまでくるとそれ以上巻いても空回りする仕組みです。巻きすぎてゼンマイが切れる心配はありません。いっぱいまで巻くと、時計は40時間動き続けるという意味です。が、実際に時計が止まるまでためしてみると、「0」より向こうのマイナス方向まで針が動きまして、45時間もちました(汗)

 毎日このゼンマイを巻いているわけですが、そう面倒なものでもなく、どうということはないですね。すぐ慣れました。

 機械式ということで、精度はクオーツにくらべると格段に落ちます。1日に数秒ずれます。自分の個体の場合は、日によって違いますが平置きにしていて5秒前後遅れます。外出で数時間持ち歩くと、それだけで3~4秒遅れます。細かいことを気にしていては使えないので、時刻を合わせるときに20~30秒くらい進めています。それで数日はプラスを維持できるので、なんとか実用にはなっていますね。

 電波ソーラーG-SHOCKとはかなり感覚が異なります。しかし、おかげで時間に対する自分の意識もおおらかになったような気がします。これはこれでいいんじゃないかな?

 日によっては進むこともあるんですよ。機械式なので変動はあります。この前なんか、遅れるのを想定して30秒進めて時刻を合わせたら、翌日はそこから2秒ほど進んでいました。この感じいいわ。わかってるな、お前(笑)

 基本的に遅れる時計なのですが、これが冬の寒い時期には1日に2~3秒進んでいました。季節によって精度がかわるんですよ。機械式は金属のパーツを使っているので、冬は縮むし夏は伸びる。そういった影響で精度がかわるようです。暖かくなってきたら、また遅れるようになりました。

 さて、実際に持ち歩いての感想です。懐中時計のいいところは、腕にはめなくてもいいので、袖に引っかかるなどじゃまになることもなく、腕が自由なこと。そして、汗に悩まされることもないことです。悪いところは、いちいちポケットから出さないと時刻を確認できないことです。あたり前といえばあたり前なんですが。

 もともとは、汗をかく季節に腕時計をはめたくないから懐中時計を買ったわけですが、夏場は本当にいいですよ。身だしなみとしても、ケータイなどで時刻を確認するよりもよっぽどいい。おっさん相手に「意識高い系」みたいなことを言う人もいないですしね。

 意外と冬場もいいです。というのも、長袖の服の上にコートなどを着ると腕時計を見るのも一苦労。ポケットから懐中時計を出すのとたいしてかわらない。それでいて、じゃまくさくない。懐中時計は冬もいけます。

 持ち歩くときに入れる場所としては、ジーンズの右上の小さなポケットが一番いい。ポケットの中で時計本体が動いたり飛び出したりすることもなく、しっかり収まる。それでいて、すぐに取り出せるし使い勝手がいい。リーバイス一筋30年、ようやくこのポケット本来の使い方をしております(笑)
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 他にも、スーツなんかでポケットの中にさらに小さなポケットがあったりするじゃないですか。ここも収まりがいいです。こんな小さなポケットは、懐中時計くらいしか入れる物はないですよね。腕時計の時代になっても、しっかり懐中時計用のポケットは残ってるんだなあ、ということを発見させてもらいました。